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バッテリー交換手順書

はい、こんにちは(*^^)v

今日はvaioのバッテリー交換の詳しい詳細を書きました

機種はvaio pro

写真はvjpk13c11nですがvjpk11c11nやvjpgシリーズ並びに少し小さいpfやpjでもネジの数が違うだけで基本的には同じ要領でいけますのでご参考に

ちなみにvjpk(pg/pj)21シリーズ以降からはモデルチェンジしてますのであまり参考にはなりませんのでご注意を

まずはひっくり返します。この時pcの電源は必ず落としておいてください。

ネジをはずしていくのですが赤丸と靑丸でネジの長さが違います。そこを頭にいれておいてください。

ネジに赤と青の色が付いてるのでわかりやすくなってます

はずし終えたら表に向けてフタを開きます。

パームレストと下フレームの間にへらのようなもので隙間を開けるとよいです。慣れてくると爪と指だけで簡単にやれるようになります。しっかりはまっている構造なので少しこじるように隙間を広げてスライドさせていきます。

ここまではずれたらサイド面へ移ります

同じ要領で左右ともはずしていきます

パームレストがはずれたところですが、ここで注意なのがキーボードの配線がマザーボードとくっついてるので絶対に引っ張らないようにしてください。結構簡単に配線端子が剥がれて壊れてしまします。

ここで必ずバッテリーon offスイッチをoffにしてください。バッテリーがつながっている限り電圧がかかってるので遮断します。

offにしたらキーボード配線を外します。この時パームレストは手で持ったまま線に負担をかけないようにしましょう

配線の外し方は矢印の向きにロックを解除します

無事外れました。このpcではSSDが付いてないままの説明ですが実際SSDがついていても大丈夫です。

ここまできたらようやくバッテリーの取り外しです。まず配線を抜きます

外れ防止はシールになってますので半分剥がします

線を引っ張って抜くことになりますので指でやると、特定の線だけ引っ張って壊しかねないので私はピンセットで同じ圧力をかけて確実に抜いたほうが良いと思ってます。

抜けました。線はそのまま自然に置いておいて大丈夫です。

バッテリーは赤丸4本のネジでとまってますので外しましょう。

無事外れました。特に取り扱いも気にせず外して大丈夫です(くわえタバコとかはだめですよ笑)。バッテリーを外すと重心が後ろにいってしまってpcが倒れやすくなるのでフタを手前に倒してやれば倒れなくなります。

交換手順は真逆のことをしていきます

バッテリーを載せてネジ止めしたら配線を差しシールを戻します。次にパームレストを手で持ち配線を繋げます。この時真っ直ぐに入れましょう。斜めにさしたままだと正しくキーボードが動作しません。

上の写真は悪い例です

下の写真が良い例です

奥までしっかり差し込んでからロックを掛けましょう

ここで忘れてはいけないのがバッテリーon offスイッチをonにすることです

offのままだとバッテリーを検出せず、ACアダプタが抜けた瞬間電源供給がなくなって落ちてしまいますので忘れずに

さあ、ここまできたらパームレストを取り付けます。丸印の位置を両手で押さえると音がしてしっかりはまります。

次は両サイドをパチパチとはめます。この時電源ボタンを入れないように注意しましょう。入っちゃったとしても問題はないんですが、先に作業を終えておく方がしっかりチェックできます。

最後は手前のはめ込みで一応OKです。サイド面などもう一度チェックしてみましょう

特にこの場所が外れてることが多いのでしっかり押さえ込みます

後は裏のネジをとめます。ネジの種類に気を付けましょう。

赤のネジの場所に靑のネジを入れてしまうと写真のようにパームレストの表部分まで飛び出してしまいます。中古で仕入れてるとよく見かけます。間違えないように入れましょう

ネジがとまりましたらACアダプタを差します。差したあと少し間をおいてオレンジのランプが光ります(満充電だと光らないかもしれません)。念のためにACアダプタを繋げて動作確認します。いざ電源ボタン オン!!

一旦バッテリーを外した場合biosの読み取りにちょっと時間がかかります。機種によってはいちどvaioの文字がでてからまた電源が切れたような状態になってもう一度vaioの文字が現れたりしますので電源ボタンをむやみに押しまくることはせずに待ちましょう。さすがに3分とか画面になにも現れなかったらなにかがおかしいのでもう一度電源ボタンを押すのもありですが、しっかり判断してからやってください。

windowsが無事立ち上がったら時計を確認しましょう

バッテリーが外れた時から時間が止まってますのでwifiにつなげて自動同期を一旦解除してからすぐにオンにすれば同期してくれます。バッテリー残量がしっかりあることが確認できたらACアダプタは外しても大丈夫です。お疲れ様でした。

ここから番外編でバッテリーの調整を書いておきます

バッテリーの残量はバッテリーに取り付けられてるコントローラというチップがwindows側に知らせてます。この構造でバッテリーを他のpcに付け替えても残量がしっかり表示される仕組みになってます。じつはこのコントローラはズレが生じることがあります。特にvaioは多いなぁと感じてます。ズレる原因を先にいいますとwindows側のバッテリー残り5%時点で休止状態となる仕組みにあります。5%で休止状態になるとACアダプタを繋げないと電源を入れられないようにプログラムされてるのですが、電源を入れて立ち上げるとバッテリー表示が5%ではなく0%になってしまいます。これはwindowsの仕組みが関係してます。osのバージョンの違いなのか5%が初期設定になってるものもあれば1%が初期設定になってるものがあります。そして0%には設定できないようになってるのでバッテリー切れを起こしたときズレが生じるのです。

つまりバッテリーの残量が5%あるのに表示が0%となると5%ズレたままになってしまい本来使えるはずの電気が封印されるようなイメージです。このズレを修正してあげるとバッテリーの能力をきちんと出してあげることができます

ですが、コントローラのズレのクセといいましょうか、ズレの修正をしてもズレが治らないものも半分くいらいあります。この症状としてはバッテリーで駆動させているとまだ50%(仮)の表示だったにも関わらす突然windowsが落ちてバッテリー空マークが表れてacアダプタを使って立ち上げたら休止状態からの復帰でバッテリー残量が0%になっいるという状態です。この場合治らないことが多いです。バッテリーの充電能力ではなく、コントローラの不具合のほうなのです。

その原因について仮説なのですがvaioに圧倒的に多いことからバッテリーいたわりモードの使用ではないかと思ってます。このバッテリーいたわりモードというのはvaioの設定からできる充電範囲を強制的に止めてバッテリーの寿命を延ばそうというものですが、多分これはコントローラを騙すと申しましょうか、腹8分目を満腹という指令に変えさせて充電を止めていると思ってください。そうすると、本来のコントローラの能力が狂ってしまう….そう考えてます。あくまで仮説ですが。私的にはバッテリーいたわりモードはあまり推奨しません。リチウム電池の寿命は充電と放電の繰り返しで短くなるというのは都市伝説だと思ってます。品質の当たり外れもあると思いますが、一番悪い扱いが衝撃だと思ってます。スマホを例にとると一度落としたスマホって急に充電のもちが悪くなったという経験を持つ人はいるのではないでしょうか?充電能力が悪くなるのは衝撃であって充電能力がよくてもコントローラの故障によりバッテリーが機能しないというのが現状だと思います。

ズレの修正の仕方は全ては明かしませんがいくつかのバッテリーはそれで復活はしてきてます。ズレが生じているものは0%の表示のままアダプタを抜いても実はまだ稼働します。

これはズレの修正をしているところです。私の手掛けるpcは全てバッテリーが空になるまでコントローラが正しく作動しているかをチェックしてます。問題があった場合は修正をするのですがダメなモノはバッテリーの交換をしてまたテストしてます。正直面倒ですがバッテリーの本来の性能をフルに発揮させてあげたいのでそうしてます。でも保証はやはり消耗品のためできないのです、申し訳ありません。

作業をするにあたって設定を一旦変えてあげる必要があります。

ちなみに一旦windowsの休止状態(5%)まで使って立ち上げるを繰り返すとまたズレが生じてきてしまいますのでご注意ください。2回目は10%のズレになり3回目は15%…?そうなってくのかはわかりませんが充電ランプが消えるまで充電しても100%表示になってない場合はかなりずれているはずです。マイクロソフトにも対策を検討して欲しいものです

まぁACアダプタを常に使うという人には無縁な話ですが…(^^;

よろしくないっぽいバッテリー達( ;∀;)…7割がコントローラの不具合の方です。ちなみにvaio以外のパソコンですと今のところ9割がたコントローラに問題はありません(私的にはですが)

長々となりましたが、新品のバッテリーもしくは新品のpcにしたらバッテリーいたわりモードは使わない方が良いっぽい。バッテリーを取り換える時には十分注意する

これらをを意識して(し過ぎず?)楽しいpcライフをお過ごしください

ではでは!(^^)!