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セピアという記憶と写真

こんにちは(^^♪7月ももう終わりですね、速いようであり重いようでもあり…重い?

ブログは書きたくなったら書く、そんなスタイルの中、今日のお題は記憶です

写真について感じたことが最近ありましたので書いてみようと思う

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刻というのは流れ去った跡でも記憶という媒体に残っているものです

ただそれだけでは少しずつ薄れていきやがていつのまにか消えてしまいますね、まるで夏がいつのまにかいなくなっていくかの様に

全ての出来事を記憶していたら頭はパンクしてしまうから、ある意味消えていくのは自然な現象ともいえます。同時に全て鮮明に思い出せてしまったら現実と過去の区別がつかなくなり優先順位や時間の正確な流れがわからなくなってしまうから、過去の記憶ほど鮮明さをなくしていくのもこれもまた自然なのでしょう

人類は絵や文字というものを書くようになり記憶という引出しを整理する術を身に着けた

つまり引出しにしまった記憶は鍵があって初めて鮮明に思い起こされる

その鍵は匂いや味でもあるのだが、人類は写真や映像というものを作り上げた

カメラという機械を愛する人は本当に多いなと感じます

僕の父親はそんなカメラを愛した人の一人です

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父は60年以上カメラと共に生きている

狭い実家には巨大なキャビネットの中に数多くのカメラが収納されていて天文学的数量ではないかというほどのフィルムが残されている。全て写真にしてしまえばとてもじゃないが家の中に納まるようなものではないと言い切れるほどです笑

おそらくそこには僕の生い立ちの全てが詰まっている

父は毎週のようにカメラを持って山や海へと出かけては写真を撮っていた

フィルムカメラについて、知らぬことなど恐らくないであろうその道のプロ中のプロだ

何度も古典を開き、コンクールには数知れぬほどの賞をもらってきている

コダックフォトコンテスト最優秀賞作品

まだデジタルカメラなどない時代、恐らく平成に入ったくらいの作品かな

このころの写真を改めて視るとやはりデジタルとは違う味がします

他の方たちの作品も素晴らしいものです

アナログとデジタルどっちが美味しいかではなくどっちも違う味という表現が良い気がしますね

瞳フォーカスなんてないし撮った写真の確認はその場ではできない、手間がかかるが一発勝負ともいえる時間の封じ込みを魂を込めて行っている、そんな気迫が伝わってきます

父は何でも写真に撮る。授業参観なんてまるでちびまる子ちゃんに出てくる玉ちゃんのパパだったものだから、学校にくるなと言ってたほどでした笑

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そんな父も今はデジカメになっております。弟の結婚式に新郎の父なのにまるでどこかのカメラマンのようにパシャパシャと写してる様は昔と変わらない…

一度だけ聞いたことがある

「アナログとデジタルどっちがいいの?」

父「デジタルの方がいいね~」

てっきりどっちも良いと言うかと思っていたら即答だったことに驚いた

彼曰く、比べ物にならないのだという。でもこの答えが言える人ってアナログを知り尽くした人だけなのだと今は思う。昨今ではフィルムを知らない人の方が圧倒的に多く、そんな人達がデジタルの方が良いと言っても説得力など全くない。むしろフィルムに興味があってやってみたいという人がいたら好感をもつ。デジタルの技術が進めば進むほどアナログの重要度は増していくようにすら思える。面白いというより斬新なのだ、そしてあの独特の雰囲気を好むのはよくわかる。両方を味わうというのは全く問題ない、むしろアナログの良さも知った方が絶対にいい。その上でどっちが好きかを自分が決めればいいのだ。フィルムの方が好きという人も実際本当に多くいる

アナログの焼き増しとはプリントではない、ましてやスクリーン越しに見るものでもない。そこにあるのは時と共に色あせていくセピア色の鍵だ。引き出された記憶は時を止めさらに遡る。

幼いころサラサラの金髪だった僕

両親は今の僕より若い

特性上2歳のころの記憶が実は残ってる

文章でも写真でもそうだがその人の個性が滲んでいるものです

何を未来に夢みてその時間を封じ込めたのか

セピア色の写真は時空を超えて語る

そして古い記憶には価値がある、それは大衆の人にとってではなく自分にとって唯一無二の価値だ

是非ともフィルムの良さも味わってほしい

この時代だからこそアナログの重要性が増すといえるのではないでしょうか

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番外編

実はデジカメを買いました(^^)/

スマホでいいじゃーんって?

だめでした!

奮発してxperiaに買い替えて撮ってみたけど納得いく写真にどうしてもならない

前のミドルクラスのスマホのほうが良かったくらいに思える。

腕がないといえばそうかもしれないが、じゃあ腕のある人はスマホでしか撮らないのかといえばそうじゃないよね( ;∀;)変に味付けをしすぎるプロセッサは調整でできるものではない、加工編集でコッテコテになってくのもつまらない。よってデジカメを買うことにした。

いろいろ検討して直観的にこれだと思ったのがNIKON Zfc

昨日の花火大会の前に家電屋に行って実際持ったりファインダーのぞいたりしてこれだと思った笑

アナログカメラを意識させるフォルム!ダイヤル式の調整がたまらない。APSCだがまずまずのお値段。まぁまずはやってみましょう。頭であれこれ考えてるだけじゃ何も進まないのでとにかく買ってしまって触ろう、うんうん(笑) だめだったら損失覚悟で売却するつもりだが、これで限界まではやってみる。目的はメルカリ出品物の良質写真だ。いずれはフルサイズカメラでオールドレンズ付けて撮ってみたいがそれとこれは別で今じゃない。

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ちょっとエピソードだけどメルカリで買いました。その出品者をこの場でAと呼びます。同じ機種で色違いを出品してるBもいたが、そちらの人はpaypayフリマでも二重出品していた。paypayフリマの方が手数料が安い分価格を落として出品できるのだろう。僕が買ったメルカリの出品者Aより6000円安かった(クーポンを使えば)。価格交渉機能で昨日2000円安く交渉してたら今日1000円安に価格変更されて相手にされないような状態。別にそれは構わないし売りたい買いたいはそれぞれが心で決めるものなのだから気にしない。ご縁が無かったということでメルカリの出品者Aで買おうとした矢先にAから2000円値下げして出品してくれてたので無言で即決した、これも運命でしょ、転売で利益を出そうとしている人ではないのは一目瞭然だったし2000円引きは損失だということも伝わってきた。多分それが売れたのを見ていたのであろう2重出品者Bが速攻(1分くらい?)で値引き交渉成立をしてきた(笑)が、そんな人からは買いたくないし買わないでよかった。はっきり言ってBから買った方が安かったが僕は値段じゃなく誰から買うかを重視する。この人から買いたいと思わせる人から買う。その基準は誠意だ。真心や丁寧さも大事だが、本音でぶつかっている人が好きだ、文章や交渉をみれば伝わってくるものだ。大事なお金を使うなら潤って欲しいと思える人の手に渡したいものですな

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戻って本編

昔ながらのクラシカルなデザインが好きな人は多いですね、メーカーも力を入れだしてる

良いものは時空を超えて良いのです

カメラの結果はまた機会があれば書いてみようと思います

ではでは